SL-B500/C700 special kernel
(2003/9/12-2003/9/15)
変更履歴
- 2003/9/15 v9でもフラッシュ回りがあやしいので修正(v10)。筆圧非対応版のみ。
- 2003/9/14 v8の問題対処をしたつもり(v9)。筆圧非対応版のみ。
- 2003/9/13 筆圧非対応版も用意しました(v8のバリエーション)。
- 2003/9/12 B500/C700用1.50JPのソースからビルドしました(v8)。
- 過去の履歴
無責任
本カーネルの使用により、あなたのZaurusがレンガになったりしても、私は
何も補償できませんのであしからず。
何だろう
SL-B500/C700のカーネルをちょっといじって高速化したものです。
カーネルの入れ換え手順
(1) SHARPのサイトから1.50JPのアップデータをもらってくる。
(2) 上記を展開して出てくる4つのファイルのうち、zImage.binを下記のもの
に置き換える(ファイル名はzImage.binにしてください)。
(3) 後は(1)のアップデータの手順通り。
アップデート後、3分間お待ち下さいで固まる場合は、
「電源ロックを解除し、Fn+HOME 電源ONで再起動しましたら再起動できました。」
との対処方法をuchさんから教えていただきました(C700でv8を使った場合)。
復旧手順
何か問題があった場合は、アップデータに入っているカーネルを使ってアッ
プデートをやり直して下さい。
技術情報
ソース
linux-c700-b500-20030707-rom1_50.tar.bz2を元にビルドしました。
動作周波数
CCCR L M N
C700(Normal) 0x0241 27 2 2
C750 0x0161 27 4 1
0x0242 32 2 2
Crystal Frequency = 3.6864MHz
Memory Frequency = Crystal Frequency * L
Run Mode Frequency = Memory Frequency * M
Turbo Mode Frequency = Run Mode Frequency * N
PXbus Frequency = Run Mode Frequency / 2
Memory Frequency(100MHz)を基準に考えると、
C700(Normal)はRun modeは2倍速(200MHz)でTurbo modeは4倍速(400MHz)。
C750はRun modeもTurbo modeも4倍速(400MHz)。
Run mode周波数を高くするとPXバスも速くなる(Run mode周波数の半分)。
周波数確認
周波数の確認は、ターミナル(コンソール)にて
# /sbin/modprobe registers
# cat /proc/cpu/registers/CCCR
として行なう。modprobeはroot権限で一度だけ実行すればよい。
ソースの修正点
以下のようにソースを修正しています。
カーネルコンフィグレーション
SL-B500/C700のカーネルソースには、poodle-jという名前でSL-B500用の
configが、corgiという名前でSL-C700用のconfigが含まれています。このファ
イルを元に、以下の点を修正していますす。
# CONFIG_XSCALE_CACHE_ERRATA is not set